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母乳を押し出すオキシトシンは信頼のホルモン!?

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母乳がでるしくみで書いたとおり、母乳には、プロラクチンという母乳を作るホルモンと、オキシトシンという母乳を押し出すホルモンの2種類が関係しています。プロラクチンは母性を引き出すホルモンとも言われていますが、オキシトシンも母性に関係しているホルモンだそうです。

オキシトシンとは?

母乳を運ぶホルモンです。

赤ちゃんは、乳管洞(にゅうかんどう 母乳を一時蓄えるところで、赤ちゃんはここまで口に含みます)を吸い出す事は出来ても、その奥にある母乳までは吸う事が出来ません。

そのため、オキシトシンの分泌作用を使って、乳腺の筋肉を収縮させる働きをし、乳管洞まで母乳を運びます。

子宮収縮を促すのもこのホルモンの正体。妊娠中の子宮収縮もオキシトシンが関係していますが、出産後に赤ちゃんにおっぱいを吸われる刺激で分泌されるのもこのオキシトシンです。だから、おっぱいを赤ちゃんにあげることにより、産後の子宮がどんどん回復されるというわけです。

オキシトシンは人と親しくさせるホルモン!?

Bionews Archive ホルモンが結ぶ信頼の輪 によると、その事を裏付けるように、オキシトシンが人間を親密にさせるホルモンではないかと、米国ルイジアナ州ニューオーリンズで開かれた神経科学学会の年会(2003年11月8日-12日)で研究者たちが発表しています。
Zakらの研究チームは、19人の被験者にそれぞれ10ドルを与えた。お金を受け取った被験者は、与えられた10ドルを見知らぬ被験者1人と分けるよう求められた。次に、この見知らぬ被験者は、分けてもらったお金を実験の主催者によって3倍に増やしてもらったうえ、お金を分けてくれた被験者に一部を返してもよいと告げられた。この結果、お金を分けてもらった被験者のうち54%が、分けてくれた被験者にお金を返した。もっとも気前よくお金をあげた人や、返した人たちは、オキシトシンのレベルももっとも高かった。

人間のオキシトシンのレベルは、信頼されているというシグナルを受け取ると上がり、オキシトシンホルモンのレベルが高い人は気前よくお返しをするそうです。だから、人を信用しやすいといえるというんだそうです。

オキシトシンと母性

桶谷式 母乳で育てる本によると、オキシトシンは赤ちゃんのことがとてもかわいく思えるホルモンだとも言っています。

プロラクチンが赤ちゃんがおっぱいに吸い付いて分泌されるのに対し、オキシトシンはママが赤ちゃんの事を考えたり泣き声を聞いただけで分泌されるそうです。それは、上で書いた信頼という事にあてはめると、

赤ちゃんの泣き声という刺激→オキシトシンを分泌→お世話しなくちゃという気持ちにさせる

という事につながりますね。

また、ママが不安やストレスをかかえると、オキシトシンが分泌されなくなってしまうそうです。
たしかに、ストレスを感じていると人にやさしく出来なかったりしますよね・・・(ストレスの原因が人間関係ではなくても)。

オキシトシンが出なければ、母乳がでなくなります。ですので、「ストレスを抱えると母乳が出なくなる」というのは赤ちゃんに対してお世話したいという気持ちが減少してしまうことにも・・・。

出産後はストレスのない環境でのんびりと過ごすのが一番ですね。


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